けんしんは地域の方と
深く関われる金融機関です

H25年入組/泉支店(融資 係長)

阿波野 凱斗

雑談からお客様の悩みを引き出す

高校を卒業してすぐに、けんしんに入組しました。
入組当時は自分が育った秋田県に金融を通じてお役に立ちたいと漠然と考えながらも、まず仕事を覚えること、とにかくお客様との距離を縮めること、そしてどんな時でもお客様と繋がりを持ち、気軽に何でも話してもらえる機会を多く作るということをずっと意識して努めていました。
渉外係として一日中外回りをしながら、事業者様や個人のお客様のところへ伺い、とにかく雑談をします。
雑談を通じてお客様と仲良くなると、お客様の方から、「今こういう事で困っている」というようなお悩みであったり生活に支障をきたしていることなどもおっしゃっていただける時もあり、そういったところからご融資に繋げられる部分を見つけて提案しています。 お客様のお話の中で、商品に繋がらない話は金融にはあまりありません。 もしも融資に繋がらなくても、どこかでお客様のお悩みを自分が解決できたりすることで次に繋がると思っています。

信用組合のやりがい

金融機関は基本的に、地域に貢献するというところは共通だと思うのですが、貢献の深さがけんしんの強みだと感じています。狭域ではありますが、秋田県内の企業様や個人のお客様にお金を使っていただき生活をよりよくするというところや、地域に根ざすという部分の深さは一番あると思います。そこに自分のやり方を加えていけるので達成感や、やりがいを感じます。
お客様の業種も多種多様ある中で勉強になる事は必ずあるので、お金が関係する、しないに関わらずその人の人生の些細な変化に寄り添いながら、毎回新鮮な現場の中での自分のチャレンジ精神と成長に繋げていけると思います。 その中でも特に地元の全ての人に寄り添っていけるというのが信用組合でのやりがいを感じられるポイントだと思っています。

成長できる人材育成制度

研修の一環として東北大学地域イノベーションアドバイザー塾というところで勉強する機会をいただきました。 そこでは数年以内に新事業を立ち上げる予定の事業者様と、金融機関の方が一堂に会して新事業に対して討論を行い、事業計画を練り上げていく課程を、実践を通して経験することができました。相手の事業計画にはまず否定から入らなければいけません。事業計画に対するリスクを調べ、否定する時は必ずその代替案をセットで提出していくのですが、自分の提出した案もまた同じように否定されるという流れを何度も繰り返すことで最終的にお互いが納得のいく事業計画を練り上げることができました。
普段の業務では深耕を図りながら相手のことを知った上で提案することがメインですが、この塾は初めましての相手から概要を聞き参加するので、事前に業種、業界の動向などの調査は必須でした。この塾で自分の知識の浅さであったり、新しい気づきがあったりと自分を見つめ直す機会ができました。
学んだこと、経験したことを普段の業務でも活用していきたいと思っています。

会社の心臓部分であるお金についてお話ができるというのは金融にしかできないところですし、若い人が自分で考えて仕事ができる環境なので、自分のやり方や意見もどんどん伝えていける仕事だと思います。お話が好きな方や「秋田を元気にしたい」と思っている方、一緒に金融を通じて秋田を盛り上げていきましょう!